私は会社員の時代に10回以上引越し、様々なマンションに住んだ事により、マンションの良し悪しを見分けるスキルを身につけたと自負していますが、その過程でとても勉強になった本があります。今日はその本のご紹介。
それは『買っていい一流マンション ダメな三流マンション(碓井民朗著、ダイヤモンド社刊、2006年第1刷)』という本。時期はちょうど、あの耐震強度偽装問題が大きく報道された後です。建築家である著者が、最終顧客のための設計・施工を「一流」、自社の都合による設計・施工を「三流」という刺激的なキーワードで比較分類した本です。初版が出た頃は、私もマンションのモデルルーム巡りをしていた頃なので、この本は大変役立ちました。知識と経験を積み重て整理整頓すると、物を見る目が養われるという実体験ができました。マンションへの購入や引越を検討されている方にオススメです。なお現在は、新刊が出ているようです。