今日は生命保険ネタ。
人類最大の発明と言われる保険。特に生命保険は、被保険者に万一の事があった際*1、遺族(家族)が金銭面で路頭に迷わずに済むという素晴らしい商品です。
しかし生命保険には、顧客ニーズを深掘りした多様な特約があり、これが生命保険に対する理解を難しくしています。営業担当者(生命保険募集人)の熱心な説明に心動かされて、『君を信頼して契約するよ。』なんてノリで契約した方はいませんか?
そんな方にオススメの本があります。写真の「生命保険の嘘~安心料はまやかしだ~(後田亨・大江秀樹共著)」。タイトルは過激ですが、内容は極めて真面目で分かりやすいもの。保険の世界でありがちな非合理的なエピソードを紹介し、それを行動経済学に照らして解説する構成です。生命保険に関する「賢い消費者、自立した消費者」への近道の本だと思います。保険は「人生で二番目に高い買い物 *2」とも言われる商品。ちゃんと理解したうえで契約したいですね。
脚注:
*1 死亡または高度障害になったという意味です。
*2 一番高額な買い物はマイホーム。二番目は自動車ですが、自動車は購入しない人もいます。それで、保険が二番目というのが通説です。