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エンディングノートについて

今日のネタはエンディングノートについて。シビアな内容ですが、大切な事なのであえて記しておきます。


相続人(主に遺族)は、相続の開始があったことを知った日から3ヶ月以内に相続方法を選択し、10ヶ月以内に相続税申告しなければなりません。しかし、被相続人(亡くなった方)の資産・負債の内容を把握困難な場合があります。具体的には、被相続人が突然亡くなってしまったり、自分で意思を伝えられないような重度障害になった後に亡くなった場合です。
このような場合、銀行や証券会社の口座の存在すら、相続人にはわからない事があります。また、ネット社会の現代、各種会員IDやパスワードが分からないと、遺族による会員削除依頼は、多大な手間がかかります。
このように、亡くなった後にまで、遺族や相続人に迷惑をかけたくないと思う方は少なくないようです。そんな貴方にオススメするのが、『エンディングノート』を作成すること。例えば写真の資料は、三井住友信託銀行が作成・配布しているものですが、その他各社から同様のものが発行されています。財産・負債内容や、各種関係者への連絡先などをわかりやすく記述することができ、とても便利なノートです。元気なうちにまとめておきましょう。
但し、空き巣などにこれを盗まれると、その2次被害は想像を絶するものになります。貸金庫など安全な場所に保管しておきましょう。

作成者: Takahiro

きくちたかひろ
消費生活アドバイザー&ファイナンシャルプランナー&宅地建物取引士。「賢い消費者」を応援する各種お役立ち情報を、趣味の街歩きや資格情報も織り交ぜて発信しています。なお相談対応は、紹介のある方に限らせていただいています。