ぶらり関東編(435)は、後閑駅(ごかん駅)。群馬県利根郡みなかみ町後閑にあるJR上越線の無人駅です。
後閑駅周辺はみなかみ町の中心部であり、みなかみ町役場も同駅が最寄り駅です。同駅から少し北上した所には、手作りクリスタルガラス製品で有名な「上越クリスタル硝子株式会社」本社工場があります。同社は明治38年に都内で創業し、日本初の体温計を作った会社。当地へは昭和22年に移転し、製品直売所やドライブイン機能を順次拡し、現在の「月夜野びーどろパーク」に至っています。
クリスタルガラス製品の製造工程とは、溶鉱炉で硅砂等の原料を溶かし、冷えて固まるまでの間に成形するのですが、作業場の温度は夏場は50℃を超える過酷な環境。職人たちが汗まみれになって作り出すガラス製品は、大相撲の優勝カップ、皇居新宮殿、国会議事堂、帝国ホテル等の照明用ガラスとして使われています。
工場内を見学させていただいた後は、オリジナル地ビールを堪能したかったのですが、運転中なのでダメ。代わりにソフトクリームでクールダウンです。(訪問日6/9)