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カーシェアを試す

今日のネタは、カーシェアを試した話し。

カーシェアは、会員間でクルマを共有(シェア)する仕組み。レンタカーに比べて様々なメリット・デメリットがあります(詳しくは3/23のネタ参照)。今回利用したのは、HONDAが昨年運営開始したEveryGoというカーシェア。入会金&月会費無料、新型車の上級グレードが借りられる等、後発ならではの特長があります。

HONDAのカーシェア、EveryGo

その利用方法は実に簡単でした。具体的には、

センサーにICカード免許証をかざしてドア開錠
  1. 非接触式カードリーダーにIC運転免許証をかざしてドアを開錠。
  2. グローブボックス内の固定キーを「貸出」方向に回し(システムが無線連絡し、管理センターは車両の貸出を把握)、クルマのキーを取り出す。あとは普通のクルマと同じで、エンジンをかけて運転。
  3. 返却時は、上記の逆手順。クルマのキーをグローブボックスに戻し、固定キーを「返却」方向に回し(管理センターは返却を把握)、ドアを閉めて、IC運転免許証をカードリーダーにかざしてドアを施錠。これで全ての手続き完了です。なお利用料金は今回、8時間で¥4,130円(基本料金¥3,780円+距離料金1,350円ーキャンペーン割引¥1,000円)。レンタカーに比べて約2割お得でした。

しかしデメリットも体験しました。車内清掃や燃料補充は利用者が行うのがルールですが、モラルの低い利用者はこれを守りません。私は今回、そういう利用者の次に借りてしまいました。具体的には、

前の利用者の忘れ物(FamilyMart てりやきチキンとたまごサンドイッチの包装フィルム)
利用開始時、ガソリン残量が殆どない

①車内清掃していない
②食べ終わったサンドイッチの包装フィルムを車内に残している(論外!)
③燃料が殆ど残っていない
④10円玉が残っていた(コールセンターに連絡済み)、等

このデメリットの解決は容易ではありません。安易な対策はコスト上昇になるためです。つまりカーシェアを利用するには、この運の悪さを受け入れる覚悟が必要ということです。しかし、私には今回のような「汚れたクルマ」は受け入れ難いものがあります。やはり今後は、管理者が清掃・点検したクルマ(つまりレンタカー)を優先的に借りたいと思います。なお私は、ガソリン満タン補充&車内念入り清掃して返却したのは言うまでもありません。(利用日8/29)

作成者: Takahiro

きくちたかひろ
消費生活アドバイザー&ファイナンシャルプランナー&宅地建物取引士。「賢い消費者」を応援する各種お役立ち情報を、趣味の街歩きや資格情報も織り交ぜて発信しています。なお相談対応は、紹介のある方に限らせていただいています。