ぶらり関東編(500)は、深大寺(じんだいじ)。東京都調布市深大寺元町五丁目にある天台宗別格本山の寺院です。
深大寺の歴史は古く、約1300年前の平安時代の開創と言われています。深大寺ダルマ市、厄除け、紅葉、武蔵野の自然が大切に残された風致地区、など数多くの魅力を有する深大寺ならびその周辺ですが、この時期は何と言っても「深大寺そば」。
深大寺周辺は古来、土地がやせていて、かつ湧水地であるという、蕎麦作りには最適だった場所。極めて小規模ではあるものの、現在も蕎麦を栽培しています。しかしこれは、当然に私たちの口には入りません。現代の深大寺そばのそば粉は、ほとんどが輸入品。良くても他地域の国内産(その場合は、メニューに書いている)です。それでも「深大寺そば」という名前はブランド化しており、大勢の観光客が訪れます。
私の目当てのそば店は「湧水」。約30分並んで、写真の九割そばをいただきました。蕎麦羊羹を肴にいただく冷酒の酔心(広島産)も美味。なお11/24〜12/2までの間、「深大寺そば祭」が催されており、いつもに増して混雑しています。ゆったりした気持ちで食したい方は、この時期を避けた方が良いかもしれません。(訪問日11/25)