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消費生活問題

架空請求ハガキ激減かも

今日のネタは、「架空請求ハガキが減っているかも」という話。

昨年度20万件超の相談件数を数え、社会問題になっていた架空請求。先月25日に警察庁と総務省が取りまとめた「オレオレ詐欺等の対策プラン」の効果が早くも出ているようです。具体的には固定電話への対策。特殊詐欺に利用された固定電話番号は、警察からの要請により利用停止にできるようにするもの。この発表がされた直後から、架空請求ハガキの送付が激減していると思われます。

そりゃそうでしょう。架空請求ハガキとは、いわゆる「撒き餌」の集客手法を悪用したもの。大量に発送し、問い合わせのため電話してきた少数の相手から、大金を巻きあげるという詐欺の手口です。その唯一の連絡接点となる(架空請求側の)固定電話を止められたら、撒き餌の意味がありません。この対策プランを実現した関係省庁・関係団体の皆さんに感謝申し上げます。

しかし、油断は禁物。悪い事をする人は、次々と新たな手口を考えるものです。私たち消費者が持つべき心得は、「身に覚えのない請求は無視!決して問い合わせしない」こと。引き続きご用心ください。

http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20190411_2.pdf

作成者: Takahiro

きくちたかひろ
消費生活アドバイザー&ファイナンシャルプランナー&宅地建物取引士。「賢い消費者」を応援する各種お役立ち情報を、趣味の街歩きや資格情報も織り交ぜて発信しています。なお相談対応は、紹介のある方に限らせていただいています。