今日のネタは、「架空請求ハガキが減っているかも」という話。
昨年度20万件超の相談件数を数え、社会問題になっていた架空請求。先月25日に警察庁と総務省が取りまとめた「オレオレ詐欺等の対策プラン」の効果が早くも出ているようです。具体的には固定電話への対策。特殊詐欺に利用された固定電話番号は、警察からの要請により利用停止にできるようにするもの。この発表がされた直後から、架空請求ハガキの送付が激減していると思われます。
そりゃそうでしょう。架空請求ハガキとは、いわゆる「撒き餌」の集客手法を悪用したもの。大量に発送し、問い合わせのため電話してきた少数の相手から、大金を巻きあげるという詐欺の手口です。その唯一の連絡接点となる(架空請求側の)固定電話を止められたら、撒き餌の意味がありません。この対策プランを実現した関係省庁・関係団体の皆さんに感謝申し上げます。
しかし、油断は禁物。悪い事をする人は、次々と新たな手口を考えるものです。私たち消費者が持つべき心得は、「身に覚えのない請求は無視!決して問い合わせしない」こと。引き続きご用心ください。