今日のネタは、かんぽ生命からの問い合わせ封書の話。
かんぽ生命の不適切契約問題に関して、業務を受託している日本郵便は、全契約2900万件の意向確認をすることになりました。
私の親のところにも、「【保険契約】ご契約内容のご確認のお願い」なる封書が送られてきました。そこで先日、親を連れて郵便局へ行ってきました。郵便局職員の説明を隣で聴いていたところ、親が突然『定期貯金が満期になった際、当面の使い道は無いと言ったら、当時の職員の方にこの保険をススメられて加入した。』と言い出す始末。(おいおい、それが今回の根本問題でしょ(^^;;) 職員の方も顔がこわばっていたので、私が助け船を出し、親に「この契約内容で問題ないんだよね?」と確認し、その場をおさめた次第です。
実に根深い問題です。保険は目に見えず、内容を把握するのが難しい商品の一つ。信用高い保険販売人に勧誘されたら、内容をよく理解していなくても、契約書の「□ 説明を受け、内容を理解しました」欄にチェックしてしまうのでは? 事業者は契約の正当性を担保するため、契約前に様々な確認書類を取りますが、今回のように「契約当時のご意向を再確認する」なんて異例です。消費者の方も、そんな昔の事を尋ねられても困るのでは?この2900万件の意向確認、いつまでかかるのか心配です。