今日のネタは、ファクスの処分について。
ファクスが故障し(既報)廃棄処分するときは、いくつか要注意点があります。具体的には、
- 個人情報流出を防ぐ(設定消去、インクフィルム細断)
- ファクス内に記憶されている個人情報(発信元情報、電話番号簿、送受信履歴など)を消去します。初期化操作で一括消去できます。設定内容の印刷機能があれば印刷して消去されたことを確認できます(写真1)。但し、ファクスの故障内容によっては情報消去が難しいことがあります。その場合はファクス本体を細かく分解したうえ廃棄しましょう。
- インクフイルム式の記録部の場合、受信・コピーした内容がフィルムに残っています。これをファクス本体から取り外し、細断して一般ゴミとして廃棄しましょう。
- コードレス子機にも個人情報(電話番号簿等)があれば、初期化するなどして内容を消去します。
- 法律に基づいた廃棄処分(小型家電リサイクル法)
- ファクスは小型家電リサイクル法の対象商品です。内部に使用されている貴重金属を再利用推進するため、自治体が指定する処分方法に従います。自治体がリサイクルボックスを設置していれば、そのボックス穴に入るサイズであればそこに廃棄します(コードレス子機など)。それ以外の部分(ファクス本体など)は、自治体が指定する処分方法に従い、粗大ゴミや不燃ゴミとして廃棄します。
ファクスに限らずパソコンや携帯電話などの小型家電は、便利である一方、その装置内に個人情報が記憶されています。自分の手から一度離れれば、廃棄される過程で、第三者に内容を盗み見られる危険があります。そうしたリスクを回避するため、安全な措置をとったうえで廃棄しましょう。