高橋洋一氏の「ファクトに基づき、普遍を見出す 世界の正しい捉え方」を読了しました。
元財務官僚で経済学者の著者は、数字を用いた論理的な解説で有名な方。この本は、同氏が複数のメディアに寄稿したコラムを大幅に加筆・修正してまとめたものです。紹介される事例は既知のものが多く、そこで驚くことはありませんでしたが、この本から学べる大切なことがありました。それは「情報が氾濫する現代は、今まで以上にフェイクニュースを見抜く力が必要である」こと。それを養うには「異なる二つ以上の意見を傾聴する」こと。特定のメディアの報道や社説だけでなく、別の意見も傾聴する事で少しずつ身についてきます。オススメの一冊です。(読了日5/17)