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日経平均が29年振り高値

今日のネタは、株価が戻ってきた話。

東京株式市場の日経平均株価は先週から急上昇し始め、昨日(11月11日)は2万5000円を回復しました。これは1991年以来29年ぶりの水準。10年前から寝かせていた個人投資家は保有株価が2.5倍に、今年の最安値(新型コロナの影響で今年急落した3月)で買った方も同1.5倍に増えた計算です。
証券会社等の見解によると、この動きは米国大統領選挙結果や新型コロナのワクチンが開発されつつあるなど、経済に明るい兆しが見えてきて、出遅れていた東京株式市場に海外投資家が戻ってきたことが要因とのこと。つまりこの傾向はしばらく続きそうと考えられます。しかし油断は禁物、国内では新型コロナの感染者増(第3波と思われる)が懸念されており、緊急事態宣言が再び行われる可能性等の不安材料も残っています。
そこで今日のネタの結論ですが、資産運用の基本は分散投資。こうした株式局面であっても、全ての資産を株式だけに投入する行為は避けましょう。株式市場は変動幅が大きく、かつ、将来の株価は誰にもわかりません。上述の例を逆に表現すれば、全資産が3.3割減〜6割減になるリスクもあるのです。一発勝負は避けましょう。

作成者: Takahiro

きくちたかひろ
消費生活アドバイザー&ファイナンシャルプランナー&宅地建物取引士。「賢い消費者」を応援する各種お役立ち情報を、趣味の街歩きや資格情報も織り交ぜて発信しています。なお相談対応は、紹介のある方に限らせていただいています。