今日のネタは、docomoが発表した新料金プランに関する所感。
NTTドコモが12月3日に発表した新料金プラン「ahamo(アハモ)」。月間データ容量20GBで月額2,980円(税抜)という衝撃的値下げ内容。政府から要請されていた「携帯電話料金の値下げ」に応えるものでもあり、全体的にありがたい内容です。
この発表で、新規参入業者の「楽天モバイル」は優位点が消滅し、auやSoftbankのサブブランド「UQ mobile、Y! mobile」は存在価値すら無くなりました。業界の料金体系見直し合戦が始り、事業再編が進むかもしれません。
但し、消費者として懸念材料も見えます。それは「ahamo」はネット申込専用ということ。窓口対応では人件費がかかりすぎ、この料金の実現が困難との判断のようです。つまり、IT弱者はこの新プランへの変更すら容易ではないということ。事業者のマーケティングが進み、消費者に対するコストも個別選別する時代になりましたが、こうしてあからさまに料金プランに反映させると、切り捨てられる消費者から不満・クレームが出そうです。事業者にとっても消費者にとっても厳しい時代になったものです。