実家用クルマの選定経緯(第3回)は、最終選考その2:Volkswagen up!。
2012年に輸入販売開始したup!は、ドイツ車ならではの高速安定性と安全性を軽自動車並みの価格で実現し、「コンパクトカーの黒船来襲」などと話題になりました。しかし実際に販売が始まるとAMTのフィーリングが大不評。そんななかの2015年、同社は排ガス不正問題が発覚し経営が悪化。極東で薄利多売のコンパクトカーを販売する余裕が無くなり、2020年に日本での販売を終了しました。
そんなup!ですが、実家ニーズには合致したので最終候補に残りました。運転したことがなかったので試乗できる中古車が大前提。外車は修理代金が高い事情も鑑み、近所の正規販売店で認定中古車を探しました。しかし流通数が少なく、GTIに至ってはプレミア価格状態。結局、希望に合うものに出逢えず、購入を断念しました。(第4回に続く)