今日のネタは、公的年金に関する基本的誤解について。若い世代も公的年金を貰えますよ。
巷でときどき聞こえるのが「少子高齢化が進むと、若い世代は将来、公的年金を貰えない。だから保険料払うのは無駄」という噂。これは全くの誤解です。
公的年金は社会保険という保険制度であり、保険制度は保険料(掛金)と保険金(支払)がバランス取れるよう調整・対応されています。例えば平成12年の法律改正で、老齢年金支給開始年齢が60歳から65歳に引き下げられたのもその一環です(老齢厚生年金は移行措置あり)。そして忘れてはならないのが、公的年金は「老齢・障害・死亡」の3つの保険項目で構成されていること。現役時代に障害を負ったり死亡したとき、保険料を払っていなければ、障害年金や遺族年金が支給されません。
お金の基礎知識は、出処不明な情報は決して鵜呑みにせず、公的機関などから入手しましょう。
https://www.mhlw.go.jp/nenkinkenshou/introduction/index.html