ぶらり関東編(822)は、五香駅。千葉県松戸市金ヶ作にある、新京成電鉄新京成線の駅です。
五香という駅名は5番目の開墾地だった事に由来します。新京成線が走るここ千葉県北西部は明治政府により開墾された土地で、沿線には開墾順番に因んだ駅名が散見されます。五香駅の西口側は日本住宅公団(現在のUR)が開発した常盤平団地。昭和30年に開発着手された当初は地主が反対運動を展開して大きな騒動になりましたが、完成した団地は憧れのモダン住宅として話題になりました。あれから60年以上経過した現在、常盤平団地は深刻な高齢化と孤独死問題を抱えています。まさに昭和の歴史そのものを物語る街です。そんな背景もあり、五香駅西口には屋根がある大規模な「サンロード商店街」が広がっています。ややシャッター商店街気味でしたが、日常の買い物には全く問題ありません。
東京方面への通勤は、松戸駅でJR常磐線乗換え、または八柱駅(新八柱駅)でJR武蔵野線に乗換えできますが、どちらのJR線も通勤時間帯は相当に混雑するので覚悟が必要です。(訪問日9/10)