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ファイナンス

休眠口座を解約

今日のネタは、休眠口座を解約した話。

実家の親宛に一昨日、三菱UFJ信託銀行から封書が届きました。中身は「弊社社員 2名が顧客金銭を着服する事案が発生し昨年懲戒解雇にした。同様事案がないかを調べたい。全ての顧客口座について不審な入出金がなかったか確認したく御協力を」とのこと。

三菱UFJ信託銀行から届いた口座確認依頼の封書

ところが親は、当該口座の存在すら記憶が曖昧。同社の問い合わせダイヤルに相談しました。そこで判明したのは、約30年前にほぼ全額が引き出され、残高が残っている(100円未満)とのこと。
驚きました。10年以上取引のない口座・取引は(法律により)休眠口座に移管されますが、口座そのものは残っています。同社は休眠口座を含む全ての口座・取引を追跡調査していたのです。この追跡調査には莫大なコストがかかります。銀行の意志か、金融庁の行政指導かは知りませんが、銀行が信用を保つためには必要なのでしょう。
話を戻します。親の休眠口座がなければ、追跡調査件数は1件減っていた訳で、問い合わせダイヤルの担当者にはその旨お詫びし、すぐに解約手続きをした次第です。
そう言えば私も転勤族時代、各地事業場で地元銀行口座を作らされた記憶があります。仮にこれらを解約するとなると、相当のコストと時間が(私の方に)発生するはず。放置しておこうかな?少し考えてみます。

https://www.tr.mufg.jp/ippan/release/pdf_mutb/211220_1.pdf

作成者: Takahiro

きくちたかひろ
消費生活アドバイザー&ファイナンシャルプランナー&宅地建物取引士。「賢い消費者」を応援する各種お役立ち情報を、趣味の街歩きや資格情報も織り交ぜて発信しています。なお相談対応は、紹介のある方に限らせていただいています。