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親の家をどうするか(1):所有者の希望をはっきりさせる

今日のネタは、親の家をどうするべきか。長文になるので4回に分けてお届けします。

「親が介護施設に入り実家が空き家になっている」、「親の家を相続したが自分が住む予定はない」等、利用予定の無い家が発生した場合、それを放置すると金銭的負担が発生し続けるだけでなく、様々な問題が発生します。ではどうするか?ファイナンシャルプランナーとしては、次の順番で検討し判断することを提案します。

  1. 所有者の希望をはっきりさせる(今回)
  2. 空き家の維持費を試算する(第2回)
  3. 賃貸に出せるか検討する(第3回)
  4. 売却・処分する(第4回)

まずはじめに、「所有者(親、相続人)は空き家をどうしたいのか」という希望をはっきりさせます。選択肢は主に、「①維持(移住、別荘、賃貸)、②売却(仲介、買取)、③処分(相続放棄、国庫帰属)」がありますが、それぞれに費用がかかります。その費用を試算し、希望を実現困難なら別の選択肢を選ぶことになります。そこで次の段階として、空き家の維持費を試算していきます。(第2回に続く)

 

作成者: Takahiro

きくちたかひろ
消費生活アドバイザー&ファイナンシャルプランナー&宅地建物取引士。「賢い消費者」を応援する各種お役立ち情報を、趣味の街歩きや資格情報も織り交ぜて発信しています。なお相談対応は、紹介のある方に限らせていただいています。