ダイハツ工業は28日、同社が開発を行った海外市場向け車両4車種について、側面衝突試験の認証申請に不正行為があったことを発表しました。
不正内容は、認証する車両の前席ドア内張り部品の内部に不正な加工を行ったという、側面衝突試験の手順・方法の法規違反。内部通報で今月発覚し、事実を確認したとのこと。なお同社は認可対象国における出荷を停止したが、正規部品を用いた社内再試験では側面衝突試験基準を満足しているので、正式試験で法規に適合していることが確認されれば、出荷を再開する予定。
人は誤る生き物です。そこで企業組織は、個人の誤りを隠さず、顧客に迷惑をかけない仕組み仕掛けが必要なのです。これが足りないと、組織に隠蔽体質が生まれてしまいます。ダイハツ工業は今回、隠蔽せずに迅速対応しました。今後も隠蔽体質に陥る事なく、良い製品を開発してくれることを祈っています。