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消費生活問題 酒・食事

国産表示にそこまでこだわるか

購入したペット飲料。「国産大麦使用」と記載されていますが…

今日のネタは、国産原料を使った飲料の話。

カナダ産大麦が主。それでも「国産大麦使用」を使いたいようです。

梅雨の切れ間で暑くなってきました。先日ペット飲料の麦茶を自販機で購入したら、「国産大麦使用*」と表示されていて、その下に小さな文字で「*10%使用(大麦に占める割合)」との表示が。さらによく読むと使用する大麦の9割はカナダ産と思われます。
飲料の表示は、食品表示法および景品表示法等によって厳しく規定されています。使用原料は原則、使用量順にすべて表示しなくてはなりません(水は除く)。この飲料の表示は合法だと思いますが、商品差別化のためたった10%しか使っていないのに「国産大麦使用」をどうしても表示したかったようです。それって売上アップに繋がるの?私にはかえって姑息さが感じられて印象悪いです。そう思うのは私だけ?

作成者: Takahiro

きくちたかひろ
消費生活アドバイザー&ファイナンシャルプランナー&宅地建物取引士。「賢い消費者」を応援する各種お役立ち情報を、趣味の街歩きや資格情報も織り交ぜて発信しています。なお相談対応は、紹介のある方に限らせていただいています。