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カップ麺に添付以外の食用油等を足す際は気をつけて

発泡ポリスチレン製容器を採用するカップ麺の表示には「カップが変質し破損するおそれがあるので、添付以外の食用油等は加えない」旨の注意書きがあります。

今日のネタは、カップ麺に添付以外の食用油等を足す際は気をつけて、という話。

国民生活センターは今年4月、発泡ポリスチレン製容器にMCTオイルやえごま油等を加えると、容器が変質し破損して中身や熱湯が漏れて事故になるおそれがあるとして、注意喚起情報を公表しています。
実はこれは古くからある問題。発泡スチロール製箱*に油性マジックペンで字を書くと、その部分が溶けてしまうのと同じ理屈です。全国の消費生活センター等には件数は少ないものの、当該相談が寄せられており、漏れ出した湯でやけどを負ったという事例も。
私も気になりgglってみたら、日本即席食品工業協会では20年近く前から注意喚起していて、某社製のカップ麺(発泡ポリスチレン製容器を採用)の表示にもその旨の注意喚起情報が書かれていました。みなさんもご注意ください。

https://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20230426_2_lf.pdf

*発泡スチロールは発泡ポリスチレンの別の呼び方です。

作成者: Takahiro

きくちたかひろ
消費生活アドバイザー&ファイナンシャルプランナー&宅地建物取引士。「賢い消費者」を応援する各種お役立ち情報を、趣味の街歩きや資格情報も織り交ぜて発信しています。なお相談対応は、紹介のある方に限らせていただいています。