今日のネタは、宅建試験の過去問解説。令和3年度第2回の問50です。(独自解説のため誤解説の場合はご容赦ください。)
【問 50】 建物の構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 組積式構造は、耐震性は劣るものの、熱、音などを遮断する性能が優れている。
- 組積式構造を耐震的な構造にするためには、大きな開口部を造ることを避け、壁厚を大きくする必要がある。
- 補強コンクリートブロック造は、壁式構造の一種であり、コンクリートブロック造を鉄筋コンクリートで耐震的に補強改良したものである。
- 補強コンクリートブロック造は、壁量を多く必要とはせず、住宅等の小規模の建物には使用されていない。
解説 建物
- ◯ 適当。組積式構造とは、石やレンガを組み合わせ積み重ねる建築手法。欧州の都市部や城でよく見られます。
- ◯ 適当。記述のとおりです。
- ◯ 適当。記述のとおりです。
- × 不適当。「壁量を多く必要としない」なら「住宅等の小規模の建築」には好都合のはずです。文章に矛盾があるので、本肢が誤りであると推理できるはずです。
建物からは毎回1問が出題されます。出題内容は限られており、過去問をおさらいしておけば、正答できる可能性は高いと思います。