みずほ銀行がネット宝くじの当選本数を誤って多く設定しまい、話題になっています。
みずほ銀行は3月6日、3月1日より発売した第84回インターネット専用全国自治宝くじ(クイッ クワン)について、3月4日より販売停止していたが、各等級の当選本数を誤って登録していたことが判明したとして販売中止を発表しました。
誤り内容は、各等級の当選本数設定行を一行ずらして設定したこと。表計算ソフトの入力間違いみたいな単純ミスですが、なぜそれが見過ごされたのかが大問題です。当該宝くじの当選金還元率は本来45%ですが、この誤りで法規制(50%未満)を超え、理論値上限も超える260%に!
私が気になるのはその顛末の行方。宝くじ事業の主体者は全国自治体で、みずほ銀行は単なる業務受託業者。今回の損金をかぶるのが自治体なのかみずほ銀行なのか大変興味あります。みずほ銀行の担当幹部は処分を免れないでしょう。但し人生はこれで終わりではないので、早まった考えは捨てて、気持ちを切り替えて今後しっかりお仕事していただくことを祈っています。
それにしてもみずほグループはいろいろやらかしてくれます。ジェイコム株大量誤発注事件*1 もグループのみずほ証券でした。みずほグループって何かあるのかなあ?
https://www.takarakuji-official.jp/mizuhobank.pdf
*1 ジェイコム株大量誤発注事件:2005年12月8日朝、みずほ証券の担当者がジェイコム株を「61万円1株売り」とすべき注文を「1円61万株売り」と誤発注。直ぐに取消し注文処理を行ったが、東京証券取引所の取引プログラムにバグがあって取消しが受付けられず一部が取引成立。一部の投資家が莫大な利益を得た反面、みずほ証券は400億円以上の損失を被った。みずほ証券はその後、プログラムのバグにより取引を止められなかったとして東京証券取引所を提訴して損害賠償請求。損害賠償額が減額されて結審。