今日のネタは、増え続ける空き家の話。使っていない実家等は、地域によっては早めの処分が得策かも。
総務省統計局が4月30日に発表した「令和5年住宅・土地統計調査*1」速報集計によると、空家数は900万戸で過去最多。30年間で2倍に増えました。内訳は、実質空家43%+賃貸空物件49%+売物件在庫4%+二次的住宅4%。なお二次的住宅とは、別荘や別宅のことです。
気になるのは、私の同世代の皆さんの間でよく聞く「相続したけど使わない実家」。維持管理には年間数十万円を要するし(独自試算)、維持管理しなければすぐに住めなくなってしまいます。需要がある地域なら賃貸や売却が得策ですし、そうでない地域なら更地にして国に返納する制度を利用するのも一考。廃墟化してご近所に迷惑をかけ、特定空家に指定される前に処分をおすすめします。
*1: 5年に一度実施される国の調査で、統計法により回答義務があります(罰則あり)。