今日のネタは、宅建試験の過去問解説。令和5年度の問46です。(独自解説のため誤解説の場合はご容赦ください。)
【問 46】 独立行政法人住宅金融支援機構(以下この問において「機構」という。)に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 機構は、子どもを育成する家庭又は高齢者の家庭(単身の世帯を含む。)に適した良好な居住性能及び居住環境を有する賃貸住宅の建設に必要な資金の貸付けを業務として行っている。
- 機構は、証券化支援事業(買取型)において、新築住宅に対する貸付債権のみを買取りの対象としている。
- 機構は、証券化支援事業(買取型)において、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)及び省エネルギー性、耐震性、バリアフリー性、耐久性・可変性に優れた住宅を取得する場合に、貸付金の利率を一定期間引き下げる制度を実施している。
- 機構は、マンション管理組合や区分所有者に対するマンション共用部分の改良に必要な資金の貸付けを業務として行っている。
解説 住宅金融支援機構
- ◯ 正しい。独立行政法人住宅金融支援機構法第13条(業務の範囲)第1項第8号を参照。
- × 誤り。「新築住宅のみ」が誤りで、正しくは「機構が定める基準に適合する住宅」なので、基準に適合すれば中古住宅も対象です。住宅金融支援機構ウェブサイトを参照。独立行政法人住宅金融支援機構業務方法書第4条第1項も参照。
- ◯ 正しい。【フラット35】Sのことです。住宅金融支援機構ウェブサイトを参照。
- ◯ 正しい。独立行政法人住宅金融支援機構法第13条(業務の範囲)第1項第8号を参照。
住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)からは毎回1問が出題されます。出題内容は限られており、過去問をおさらいしておけば、正答できる可能性は高いと思います。