ぶらり関東編(1050)は、大慶園。 千葉県市川市大町にある24時間営業の遊戯施設です。
私は遊戯施設には興味ありませんが、今回ここを訪れた理由は、F15Jの残骸を見学するため。駐車場の脇に展示(放置)されています。
F15Jは、米マクドネル・ダグラス社が設計したF15イーグルをカスタマイズした日本の自衛隊専用戦闘機。三菱重工業が主契約者となってライセンス生産し、1981年から運用開始。機体生産は終了しましたが、レーダー等の搭載装備を近代化し続け、40年以上経過した現在も約200機が現役配備されています。
自衛隊がこれまでに喪失したF15Jは十数機。全て運用中や訓練中の事故で、多くの隊員が殉職されています。そのなかで上記の機体は1995年、空中戦訓練中に僚機により誤射されて撃墜さたものです。(隊員は緊急脱出して無事。)
その海に沈んだ機体が引き揚げられ、機密部品を外し残りの残骸が払い下げられて、ここにあるのです。この無惨な機体を見ると、これがゲームや娯楽ではなく、現実であることを突きつけられます。我が国の平和と安全を守るため、日夜厳しい訓練を続ける自衛隊員の皆さんに感謝せずにはいられません。(訪問日8/2)