
ぶらり関東編(1092)は、西谷駅(にしやえき)。神奈川県横浜市保土ケ谷区西谷4丁目にある、相模鉄道の駅です。


同駅は1926年(大正15年)開業。帷子川が丘陵を削って造られた谷地に沿って鉄道と国道が走り、そのわずかな隙間に駅が造られています。南口駅前にロータリーはなく乗用車がやっと通れる程の狭い道。対する北口に至っては歩道しかなくいきなり国道16号線に出ます。
駅北側の丘陵の上には昭和中期に開発された多数の公営住宅があります。象徴的なのは笹山団地(写真3)。神奈川県住宅供給公社が開発し1968年(昭和43年)頃から入居開始した団地です。住宅難だった当時は人気物件でしたが駅から遠く(横浜駅からバスで25分、西谷駅から徒歩23分)、徐々に過疎化。「横浜のチベット」という不名誉なあだ名が付けられています。でも時代の流れで良いことも。笹山団地は老朽化に伴い今年、建替え着手予定です。しかし交通アクセス事情は変わらないので、建替え後に人気が復活するかは分かりません。(訪問日2/10)