今日のネタは、高値が続く米についての所感。
昨年からの米不足&値上がりの対策として、政府は備蓄米の一時的放出を開始。もうすぐ店頭に並ぶはずです。
備蓄米は「食糧法(主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律)」に基づき備蓄しているもの。本来なら昨年のうちに放出すべきでしたが(私見)、法律を作っても目的とおりに施行しなければ意味がありません。「在庫一掃内閣」と揶揄されるほど経験の浅い大臣では、事なかれ主義の役人を使いこなせないのでしょう。実に残念です。
そもそも我が国の食料自給率は4割弱(カロリーベース)しかなく、しかも例えば原油輸入が滞ったら(現在の備蓄量は数7か月分)、その食料すら輸送困難になってしまいます。(「不測時の食料安全保障マニュアル(政府・農林水産省)」を参照。) これら問題を早く改善してほしいと願っています。