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宅建試験問題解説(R6問13)

今日のネタは、宅建試験の過去問解説。令和6年度の問13です。(独自解説のため誤解説の場合はご容赦ください。)

【問 13】 建物の区分所有等に関する法律に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1.  各共有者の共有部分の持分は、規約に別段の定めがない限り、共有者数で等分することとされている。
  2.  規約及び集会の決議は、区分所有者の特定承継人に対しても、その効力を生ずる。
  3.  管理者は、集会において、毎年1回一定の時期に、その事務に関する報告をしなければならない。
  4.  集会の招集の通知は、区分所有者が管理者に対して通知を受ける場所を通知しなかったときは区分所有者の所有する専有部分が所在する場所にあててすれば足りる。この場合には、集会の招集の通知は、通常それが到達すべき時に到達したものとみなされる。

解説 区分所有法

  1.  × 誤り。「共有者数で等分」部分が誤りで、正しくは「専有部分の床面積の割合」です。 区分所有法第14条(共用部分の持分の割合)第1項を参照。
  2.  ◯ 正しい。 区分所有法第46条(規約及び集会の決議の効力)第1項を参照。
  3.  ◯ 正しい。 区分所有法第43条(事務の報告)第1項を参照。
  4.  ◯ 正しい。 区分所有法第35条(招集の通知)第3項を参照。

区分所有法からは毎回、1問が出題されます。区分所有法は条文数が少なく、比較的わかりやすい法律。過去問をおさらいしておけば正答できる可能性が高くなります。

作成者: Takahiro

きくちたかひろ
消費生活アドバイザー&ファイナンシャルプランナー&宅地建物取引士。「賢い消費者」を応援する各種お役立ち情報を、趣味の街歩きや資格情報も織り交ぜて発信しています。なお相談対応は、紹介のある方に限らせていただいています。