
「ザイム真理教」を読み終えました。
著者の森永卓郎氏は今年亡くなった経済アナリスト。本の内容は、財務省官僚が財政均衡主義に固執し、まるでカルト宗教団体のように国会議員・マスコミ・国民を洗脳しているというもの。この内容はマスコミではタブーだったようで、大手出版各社から出版を拒否され、ようやく個人経営の出版社(三五館シンシャ)から2023年に出版されたと言う曰く付きの本です。
私は出版当初から本の存在は知っていましたが、購入したのは著者が亡くなってから。著者の思い(財政均衡主義からの脱却が、国民生活を改善するために絶対に必要。)が伝わってきて、実に読み応えありました。問題解決手段はいくつもあるはずなのに、権限を持つ者が偏った考えに固執すると、世の中全体が不幸になる典型例であり、学びになる書でした。(読了日4/24)