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ベランダの仕切り板

今日のネタは、マンションのベランダやバルコニーの権利関係について。

先週末、私が住むマンションのベランダに設置されているお隣さんとの仕切り版が外れてしまいました。台風接近の影響だと思われます。直ぐに管理会社に連絡し、修理手配してもらいました。実はこの仕切り板の修理費負担は、住民の故意でない限り、マンション管理組合が負担してくれることがあります。

分譲マンションの権利関係は複雑で、詳しく説明し始めると長文になってしまうので、要点だけ説明すると、

  • マンションは「一棟の建物」と「敷地」の利用権で構成される。
  • 一棟の建物は「専有部分(各住民の部屋)と「共用部分(玄関、廊下、階段、エレベーター、バルコニー、専用庭、外壁等)で構成される。

今回のバルコニーは、「共用部分」ですが、その部屋の住民が専ら使用できます。バルコニーの設備(仕切り板)は、マンション管理組合が管理区分ですが、専ら使用するのがその部屋の住民なので、管理責任を問われる場合があり、そのマンションの管理規約に記載されているはずです。もちろん、その住民が故意でバルコニーの設備を壊してしまった場合は、修理費用を請求されます。過失または自然災害による場合は、マンション管理組合が修理費用を負担(通常は損害保険に加入している)してくれることがあります。
マンション管理規約を確認し、規約に不備があれば改訂して、トラブルに巻き込まれないよう心がけましょう。

作成者: Takahiro

きくちたかひろ
消費生活アドバイザー&ファイナンシャルプランナー&宅地建物取引士。「賢い消費者」を応援する各種お役立ち情報を、趣味の街歩きや資格情報も織り交ぜて発信しています。なお相談対応は、紹介のある方に限らせていただいています。