今日のネタは、テスラ社の電気自動車「Model 3」のリコール内容が別世界という話。
消費者庁リコール情報サイトによると、テスラ・ジャパン社は2日、電気自動車「Model 3」のリコールを公表しました。対象数は1,420台と少なめですが、驚くのはその内容。「制御ソフトウェアの不具合で、最悪の場合は室内タッチスクリーンにドライブモード(ドライブ、ニュートラル、リバースなど)や警告などの操縦装置等に係る必要な表示が行われず、衝突危険性が高まるおそれがある」というもの。更に驚くのはその修理方法。クルマ所有者が修正ソフトウェアをアップデートして修理完了のようです。
テスラ社の電気自動車「Model 3」は、例えれば「タイヤ付きのスマホ」みたいなクルマ。操作ボタンと表示部のほとんどをタッチスクリーンひとつに集約しています(操舵系を除く)。この手法のメリットは、総部品点数が減るので故障率やコスト削減が進むこと。デメリットは、操作が階層構造なので対応困難な運転者が少なからず存在するであろうこと。流石は先進企業、情弱ユーザーは切り捨てる割り切り戦術です。これが世の中の流れなのかもしれません。
https://www.recall.caa.go.jp/result/detail.php?rcl=00000029337&screenkbn=06