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消費生活問題

意図せぬリボ払いに注意

国民生活センターが「意図せぬリボ払い」に関する注意喚起をしています。

リボ払い(リボルビング払い)とは、クレジットカード会社への支払いに月額上限を設定するもの。利用金額や利用回数にかかわらず、毎月の支払額が上限額を超えないので、毎月の収入額が決まっている一般サラリーマン等には便利な支払い方法です。当該月に払いきれなかった残債は翌月以降に繰り越されますが、問題なのはその残債に相当の手数料が上乗せされること。リボ払いの一般的な手数料率は実質年率15.0%で(クレジットカードの種類によっては年利は異なります。また、この金利はクレジットカード会社の合法営業行為です。)、一般人にとっては最も高い金利に属します。支払いが長期化すると手数料もその分増えてしまいます。そもそも毎月支払いが困難だからリボ払いにするのに、支払い総額が増えてしまうという本末転倒状態になってしまいます。

ところが、消費者本人が意図しないでリボ払い設定になっていることがあり、気づいた時には残債が膨らんでいたという相談が寄せられているとのこと。

クレジットカードの利用明細は必ず確認し、意図せぬリボ払いになっていないか確かめましょう。困ったときは、お住まいの自治体の消費生活センター等にご相談しましょう。(消費者ホットライン 188)

https://www.kokusen.go.jp/mimamori/pdf/shinsen427.pdf

作成者: Takahiro

きくちたかひろ
消費生活アドバイザー&ファイナンシャルプランナー&宅地建物取引士。「賢い消費者」を応援する各種お役立ち情報を、趣味の街歩きや資格情報も織り交ぜて発信しています。なお相談対応は、紹介のある方に限らせていただいています。