経済で読み解く日本史(平成時代)を読了しました。
同タイトルの「大正・昭和時代編」が面白くて、引き続き「平成時代編」も読み始めたのですが、こちらもあっという間に読み終えました。
内容は平成時代の経済事案について、キーマンの「人としての強さ・弱さ」を絡めて描き、信頼に足る統計データを添付して解説したもの。まるで某TV局の大河ドラマ総集編を観ているように楽しく読ませてもらいました。
特に好印象だったのが、民主党野田政権から自民党安倍政権に代わるとき。筆者(上念司氏)は「これで一生に一度の相場がやってくると確信し、ほぼ全財産を株と為替に投入した」とのこと。「私は経済評論家を自称するからには、自らの理論に従って財を投じるべきだと思った。もしそうしないなら経済評論家として噓つきだ」旨の主張に好感を持ちました。オススメの本です。(読了日12/21)