消費者庁と国民生活センターは21日、葬儀の際に棺(ひつぎ)内に置かれたドライアイスによる二酸化炭素中毒が疑われる死亡事故が複数件発生しているとして注意喚起情報を公表しました。
棺内にはご遺体の腐敗を遅らせるためドライアイスが敷き詰められている場合があります。ドライアイスとは炭酸ガス(二酸化炭素)をマイナス78.5℃以下で固体化したもの。その一部が気化して棺内に充満し、ご遺族や参列者が最後のお別れにと窓から覗き込んで二酸化炭素中毒になったと考えられています。
ご遺族にとっては二重の悲しみで言葉もありませんが、再発防止のためこうして情報共有することが大切です。どうか記憶の片隅に置いていただき、いざというときはご注意ください。