新NISAが2024年から始まり、投資信託商品は「eMAXIS Slim全世界株式(通称:オール・カントリーまたはオルカン)」人気を集めています。
人気の理由は「①世界株に分散投資する安心感、②維持コスト(信託報酬)の安さ」。ハイリスクハイリターンで維持コスト(信託報酬)が高い投資商品を選ぶよりも、世界株連動指数 *1に投資したの方が長期的に見て安心感が高いし、何よりも信託報酬が圧倒的に安い(0.05775%)のが魅力です。
但し投資信託には注意点も。それは投入資金を「投資信託だけ」に集中しすぎないこと。投資信託には元本保証がなく、現金化のタイミングによって大幅な元本割れになるリスクがあります。資産形成の基本は「積立・長期・分散投資」。収入に見合った投資を行い、しっかり家計管理を行いましょう。
*1 世界株連動指数(MSCI ACWI):MSCI(Morgan Stanley Capital International, Inc.)は米国ニューヨークに本社を置く金融サービス企業。同社が算出・公表する株価指数は、信託銀行が対象株式売買を行う目安として用いられます。その代表的な指数がACWI(All Country World Index)で、先進国と新興国の大型株、中型株で構成され、リスクヘッジの観点から構成銘柄は常に見直されています。例えば、2年前からロシア銘柄が削除され、今月からは複数の中国銘柄がインド銘柄に置き換えられています。