昨日(2/2)の日経朝刊に、富士フィルムホールディングスが米国ゼロックスを経営統合する件の詳細記事が載っていました。
富士フィルムとゼロックス(英国子会社)が合弁会社「富士ゼロックス」を設立したのが56年前。その富士フィルム(現在はホールディングス)が本家ゼロックス(米国)を逆に経営統合するとは、隔世の感があります。
栄枯盛衰は世の習いと言うものの、今回の背景は、ゼロックスが巨大化して慢心が生まれ、次の事業展開が上手く行かなくなった事に尽きると思います(勿論私見です)。一方の富士フィルムは、銀塩フィルム市場が萎む事を見据え、化粧品事業などの新規事業による多角化に成功。自社の既存マーケットを自ら食わない新規事業のお陰で業績発展を実現しました。巨大企業を継続発展させるには、守りに入ってはならない事は明らかです。
そう言えば、私が勤めていた某会社ももうすぐ創業100周年。次の事業展開に挑戦中とのこと。守りに入る事なく、継続発展する事を願っています。