ぶらり関東編(1029)は、我孫子駅。千葉県我孫子市本町二丁目にある、JR常磐線・成田線我孫子支線の駅です。
我孫子は旧水戸街道の我孫子宿が発展した街。北側の利根川、南側の手賀沼に挟まれた下総台地の上にあります。
我孫子駅の開業は明治29年。我孫子宿の名主だった飯泉喜雄氏が尽力し駅を誘致したと言われています。鉄道の開通で手賀沼北岸の緩斜面(現在の南口側)は別荘地として人気が出て、志賀直哉や武者小路実篤らが移り住むなどして白樺派の活動拠点になりました。
そして戦後の経済高度成長期に団地や戸建てが建ち始め急速にベッドタウン化。さらに近年は駅前整備も相まって、駅北口側はマンションが建ち並ぶ都会的な雰囲気です。
通勤事情ですが、同駅は各停の始発駅。快速で東京駅に約43分、各停で霞ヶ関駅に約60分で行かれて意外に便利です。((訪問日4/22他)