今日のネタは、宅建試験の過去問解説。令和5年度の問50です。(独自解説のため誤解説の場合はご容赦ください。)
【問 50】 建物の構造と材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 鉄筋コンクリート構造は、地震や風の力を受けても、躯体の変形は比較的小さく、耐火性にも富んでいる。
- 鉄筋コンクリート構造は、躯体の断面が大きく、材料の質量が大きいので、建物の自重が大きくなる。
- 鉄筋コンクリート構造では、鉄筋とコンクリートを一体化するには、断面が円形の棒鋼である丸鋼の方が表面に突起をつけた棒鋼である異形棒鋼より、優れている。
- 鉄筋コンクリート構造は、コンクリートが固まって所定の強度が得られるまでに日数がかかり、現場での施工も多いので、工事期間が長くなる。
解説 建物
- ◯ 適当。記述のとおりです。
- ◯ 適当。記述のとおりです。
- × 不適当。サービス問題。異形棒鋼の方が優れています。鉄筋とコンクリートを一体化した場合、異形棒鋼の方が突起によりコンクリートが引っかかり、接触面積も大きいので摩擦力が増し、丸鋼を用いるよりも鉄筋コンクリート全体の強度が上がります。
- ◯ 適当。記述のとおりです。