一本調子だった円安傾向が一転、円が高騰し始めました。
為替相場市場には「8月の円高」という経験則がありますが、好調だった米国株と日本株も乱高下しています。これらの原因は様々でしょうし、私がそれを語っても説得力ないので、ここでは「個人の資産形成」視点に絞って、円高で悪影響を受けやすい金融商品について紹介します。なお価格決定要素は為替だけではないことを申し上げておきます。
- オルカン:eMAXIS Slim 全世界株式(投資信託商品、通称オルカン)の投資先は米国株約6割、日本株約6%。S&P500に至っては全部米国株で。いずれも為替ヘッジが効きにくく、円高により円換算評価額は下落傾向になります。
- 金相場:金の現物価格はロンドンの金市場で、先物取引はニューヨーク市場で主に決まります。円高によって日本国内の金相場は下落傾向になります。
今回のような「為替の急激な変動」は、良くも悪くも金融資産額に大きな影響が出ます。資産形成の原則「長期・積立・分散」を守って、一喜一憂しないよう心がけましょう。