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宅建試験問題解説(R3第1回問49)

今日のネタは、宅建試験の過去問解説。令和3年度第1回の問49です。(独自解説のため誤解説の場合はご容赦ください。)

【問 49】 土地に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1.  森林は、木材資源としても重要で、水源涵養、洪水防止等の大きな役割を担っている。
  2.  活動度の高い火山の火山麓では、火山活動に伴う災害にも留意する必要がある。
  3.  林相は良好でも、破砕帯や崖錐等の上の杉の植林地は、豪雨に際して崩壊することがある。
  4.  崖錐や小河川の出口で堆積物の多い所等は、土石流の危険が少ない。

解説 土地

  1.  ◯ 適当。記述のとおり。
  2.  ◯ 適当。記述のとおり。
  3.  ◯ 適当。記述のとおり。
  4.  × 不適当。サービス問題。「…堆積物の多い所等は、土石流の危険が少ない」という矛盾する記述なので、これが不適当(正解)であると容易に推理できます。

土地からは毎回1問が出題されます。出題内容は限られており、過去問をおさらいしておけば、正答できる可能性は高いと思います。今回は肢3と肢4が矛盾する内容なので、どちらかが誤っていることは容易に判る上、肢4は明らかに矛盾する記述なので、サービス問題だったと思います。

作成者: Takahiro

きくちたかひろ
消費生活アドバイザー&ファイナンシャルプランナー&宅地建物取引士。「賢い消費者」を応援する各種お役立ち情報を、趣味の街歩きや資格情報も織り交ぜて発信しています。なお相談対応は、紹介のある方に限らせていただいています。