金融庁は4月3日、証券会社のネット取引サービスで不正アクセス・不正取引の被害が急増しているとして、注意喚起情報を公表しました。
不正アクセスされた原因は現時点で不明ですが、被害報告件数がこの2.5ヶ月で急増していることから、顧客のデバイスだけでなく、証券会社のシステムもマルウエアに感染している可能性があります(私見)。一部の証券会社は、約款を改定して被害補償の免責事項を追加しているので、事態の深刻さが推察できます。
被害に遭わないためには、従来の対策に加えて、証券会社各社が用意する「デバイス認証」や「多要素認証」を必ず設定しましょう。さらに、利用中の証券会社が改定した約款を確認し、もしも「会社側に落ち度があったとしても、顧客の損害賠償が免責される」旨の記載があったら、その証券会社との取引はやめることをオススメします。くれぐれもご注意ください。