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相続税把握のため路線価を把握する

国税庁は昨日(7/3)、H29年度分の路線価(基準日1/1)を公表しました。路線価とは相続税、贈与税の課税標準数値なので、ご自身もしくはご両親が土地をお持ちの方は把握しておく事をオススメします。概算方法は、

①下記リンクからご自身の土地近くの路線価を調べてメモする。

②その数値は1㎡あたりの価格で単位は千円。数字の最後のDなどのアルファベットは借地権割合計算用数値なのでここでは触れません。それよりも老眼気味の方は、Dを0だと見間違えないようご注意を。相続税価額が一桁多く誤認して無駄に驚く事になりますので。

③なお、本来の相続税価額計算では、土地の奥行きなどで数値を補正しますが。ここでは省略します。あくまで概算として捉えてください。

例えば、30坪の土地をお持ちで、付近の路線価が100Dならば、30 X 3.3 X 100 = 9900千円。即ち990万円で、これが相続税の課税価額(概算)です。

相続はある日突然やって来ます。しかも相続税は10ヶ月以内に申告しないと軽減措置が受けられないという期限付きです。せめて自分自身の資産は今のうちから把握して遺族が分かるようにしておきましょう。

作成者: Takahiro

きくちたかひろ
消費生活アドバイザー&ファイナンシャルプランナー&宅地建物取引士。「賢い消費者」を応援する各種お役立ち情報を、趣味の街歩きや資格情報も織り交ぜて発信しています。なお相談対応は、紹介のある方に限らせていただいています。