今年一番のニュースになるでしょう。東京地検特捜部は一昨日、カルロス・ゴーン容疑者(仏ルノー会長・日産自動車会長・三菱自動車会長)ならびグレッグ・ケリー容疑者(日産自動車代表取締役)を逮捕したとのこと。
逮捕容疑は金融商品取引法違反(有価証券報告書への虚偽記載)で、ゴーン容疑者は自身の報酬を約50億円過少申告した疑い。日産自動車(以下、日産)は巨大企業であり、このトップ二人だけで有価証券報告書に虚偽記載できる訳はなく、社内に共犯者がいる事は明らかです。案の定、内部通報で発覚し、社内から東京地検へ通報したとのこと。経営トップであっても、ダメなものはダメ。ゴーン容疑者によって、日産が目指した「グローバル・スタンダード」を、日産は経営トップに対して実践した形になりました。『やっちゃえ日産」のキャッチコピーは、口先だけではなかったようです。流石です。(褒め言葉ですよ。)
日産は現在、グローバル マーケティングが進みすぎて、日本国内には魅力あるクルマが少ない状態です。しかし、日産の今回の企業姿勢には好感が持てました。これなら今後、魅力的なクルマが出てくるかもしれません。長い目で見て期待します。