今日のネタは、気象庁が発表した「大雨等に関する新たな警戒レベル情報」について。
気象庁は29日、「防災気象情報の伝え方改善に向けた当面の取組について 」と題する内容を発表し、運用を始めました。大雨などの際に発表される様々な情報が複雑でわかりにくく、結局は避難行動に結びつきにく問題点を鑑み、単純に5段階の警戒レベルに分けたというもの。
その発表内容も実にわかりにくく(リンク参照)、この問題の複雑さがわかります。我が国は、よく言えば「お役所が何でも管理してくれる」ものの、悪く言えば「安心安全過ぎて国民が依存体質になりやすい」のが課題。阪神淡路大震災や東日本大震災でも、亡くなられた方の多くは、火災や津波の二次被害によるものです。気象庁の改善活動には感謝しつつも、大切なのは、自分自身で考え行動(安全な場所へ避難)すること。いざと言うときは、命を守る行動を心がけましょう。命てんでんこです。
https://www.jma.go.jp/jma/press/1905/29a/20190529_tsutaekata_torikumi.html