今日のネタは、現在検討中の在職老齢年金の支給額減額基準の見直し検討について。
厚生労働省は昨年4月から、社会保障審議会に年金部会を発足させ、在職老齢年金の支給額減額基準の見直し検討を行っています。政府が一億総活躍時代を目指すなか、現状の年金制度には「一定額以上の収入があると年金支給額が減額または停止する」仕組みがあり、これが年金受給対象者の労働意欲を削いでいるのではないかと言うのが課題。そして支給額減額基準をどの程度引き上げるかが論点です。
詳しくは下記リンクを参照いただきたいのですが、問題は、制度が複雑でがんじがらめなこと。あちらこちらに配慮しているため、変更そのものが容易ではありません。審議会メンバーの方にはご心労が多いと思いますが、国民のために良い落とし所を見出していただき、法案を国会に提出いただけたらと思います。