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ファイナンス 消費生活問題

外貨建て生命保険に関する注意喚起

今日のネタは、外貨建て生命保険に関する注意喚起。

国民生活センターは20日、外貨建て生命保険に関する相談が増えているとして、注意喚起情報を公表しました。

当該商品は「保険」という名前が付いていますが、実質は金融商品。外貨(米ドル等)で保険料支払や保険金受取を行うので、運用実績だけでなく、為替相場の変動等をモロに受け損益が発生するほか、手数料等の負担があります。

当該商品は合法であるものの、相談が増えている根本原因は、商品のリスク(損益が発生する、元本保証がない、等)を理解しないまま契約していること。高齢者を中心に相談が増えており、平均契約購入金額は1,000万円前後を推移しているそうです。

当該商品に限らず、金融商品は三大要素「安全性・流動性・収益性」で構成されており、全てを満たすものは存在しません。トラブルに遭わないよう、商品をよく理解してから契約しましょう。

http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20200220_2.html

作成者: Takahiro

きくちたかひろ
消費生活アドバイザー&ファイナンシャルプランナー&宅地建物取引士。「賢い消費者」を応援する各種お役立ち情報を、趣味の街歩きや資格情報も織り交ぜて発信しています。なお相談対応は、紹介のある方に限らせていただいています。