今日のネタは、「クラウドファンディングでの投資判断は慎重に」という話。
Yahoo!ニュースに載っていたのでご存知の方も多いかと思います。株式会社納豆(水戸市)が、納豆ご飯専門店「令和納豆」の開店資金をクラウドファンディングFAAVO(=CAMPFIRE)を通じて調達した際、1万円支援のリターンとして配布した「生涯無料パス(17回で元が取れる)」が、出資者が実際にこのパスを利用していたら店側から一方的に没収されたという記事。
店側が謝罪し、支援者に返金する旨を発表しています。この騒動には大きな問題が二つあると見ています。
- 事業者:「調達額を上回るリターン」というあり得ない内容で資金調達したこと。
- 出資者:ほとんどの出資者がリターン目当てで支援したと思われること(支援者総数1228人のうち、1099人がこの生涯無料パスに支援していた。出典:J-CASTCF)
この構図は過去の巨大詐欺事件(例:豊田商事事件)と根っこは同じです。「あり得ない好条件の出資話」+「それに乗ってしまう出資者」。冷静に考えてみれば「そんな投資話はうまく行くはずがない」と気付くのですが、人間には欲があるので、冷静さを失うとついつい引っかかってしまうのです。クラウドファンディングでの出資は慎重に。
https://reiwanatto.jp/2020/06/21/details/