ぶらり関東編(734)は、産業遺産情報センター。東京都新宿区若松町19の総務省別館にある施設です。
産業遺産情報センターは、世界遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の8県11市に立地するビジターセンターの中核センター。3月31日に開設されたものの、新型コロナ対策で臨時休館していました。6月15日から予約制で再開しましたが、7,8月の予約が埋まってしまったそうで、現在は再び予約休止しています。
展示内容は、世界遺産に認定された「製鉄・製鋼、造船、石炭産業の遺跡等」ですが、ガイドさんが約50分にわたって解説してくて大変楽しく見学できました。私は、幕末から明治維新の産業については詳しいつもりでしたが、小説で知った内容は史実とは少し異なるようで、大変学びになりました。これも司馬遼太郎の功罪かも（小説が面白すぎて創作と史実が混同してしまっている…って、他人のせいにしてはいけません(笑)）。特に石炭産業エリアの端島炭鉱展示コーナーでは、端島住民だったの方がガイドとして解説してくれます。
19世紀後半〜20世紀初頭にかけて欧米の技術を輸入し、学び、改良し、本家（西洋）を超える技術に昇華させて、産業を拡大していった日本人の産業遺産を学ぶ事ができます。近代日本史好きの方には必見です。(訪問日6/29)
