ダイハツ工業は20日、一連の不正認証問題について、対象車種の拡大を発表し、国内外で全車種の出荷を一旦停止しました。
今後、各国の関係当局に報告・相談のうえ、必要な対応を進めていくとのこと。公表資料で確認したら、実家のクルマ(トヨタiQ)に搭載しているダイハツ製エンジン(1KR-FE)も認証不正取得したエンジン一覧表に含まれていました。実に残念です。
現社長の奥平総一郎氏はトヨタ出身の元スターエンジニアであり、その悔しさは察するに余りありますが、今のお仕事はダイハツの経営。公表された第三者委員会報告書でも経営陣の責任(マネジメント不足)を断罪しており、結果責任を問われることになるでしょう。ダイハツの今後は全く不透明ですが、もし再挑戦の機会が与えられるなら、製造業の原点に立ち返り、消費者が安心して乗れるクルマ造りをしてくれることを祈っています。