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エレベーター停止はタワマンの弱点

今日のネタは、地震によるエレベーター自動停止について。高層階に住む住人にとって、リスクのひとつです。

東京・神奈川で昨日の9時前、最大震度4の地震がありました。元日に発生した能登半島地震に比べたら全く問題にならない揺れでしたが、私が住む共同住宅ではエレベーター(非常用を除く)が自動停止してしまいました。

ご存知のように最近のエレベーターは、P波(地震の初期振動波)を検知すると最寄りの階に自動停止するので、閉じ込められるリスクは少ないものの、一旦停まると運転再開には専門業者による安全確認が必要。専門業車の人数は限られているので、地震で多数のエレベーターが停止すると、復旧までには数時間から数日間を要する訳です。ちなみに都内には保守対象エレベーターが約17万台あります。(出典:日本エレベーター協会2022年調査。)

これは高層階に住む住人にとって大きなリスクです。今回の地震は、13年前の東日本大震災ほどではなかったものの、住民の皆さんには初心を忘れず、災害発生対策として最低3日分(できれば1週間分)の水と食料を備えておいてほしいものです。

作成者: Takahiro

きくちたかひろ
消費生活アドバイザー&ファイナンシャルプランナー&宅地建物取引士。「賢い消費者」を応援する各種お役立ち情報を、趣味の街歩きや資格情報も織り交ぜて発信しています。なお相談対応は、紹介のある方に限らせていただいています。